家族が嫌いだと家にいるのが憂鬱になることもあると思います。しかし、他人と違い家族ですから嫌いだといってもなかなか離れることはできないこともあります。
家族が本当に嫌いなら一人暮らしすれば良いのですが、年齢や金銭的な理由で一人暮らしができない場合はストレスを抱えやすくなります。
そこで今回は、家族が嫌いな人に共通する心理と対処法についていくつかご紹介します。
家族が嫌いな人の心理
性格・価値観が合わない
家族であっても性格や価値観は人それぞれのため、物事の考え方が合わないと家族であっても嫌い、関わるとストレスを感じることがあります。
親がネガティブである、怒りっぽい兄弟がいるというように、関わるだけでエネルギーを吸い取られたり、疲れを感じさせるような家族がいれば、誰でも大人になればあまり関わりたくないと感じるものです。
過保護
両親・祖父母が子どもを大切に思うあまり、大人になっても過保護で接していると、子どもは次第に自分の意思を尊重してもらえないと感じるようになり、家族が嫌い、口出しされてうるさいと感じるようになります。
一人が好き
家族と性格や考え方が合わないわけではなくても、一人で生活するのが好きという人は家族と暮らすのが嫌いになることもあります。
一人暮らしであれば食事の時間やお風呂、トイレなどがいつでも使える、外出の門限もないというように家族と暮らすより自由なことは増えます。
体調やお金の自己管理ができる人であれば、より自由度の高い一人暮らしを選ぶことも自然な考えの一つといえます。
家族が嫌いな人のストレスへの対処法
一人暮らしする
家族が嫌いでストレスを感じるのであれば、最も効果的な対処法は一人暮らしをすることです。
学生やお金がなくて一人暮らしができないのであればバイト、仕事で得たお金をコツコツ貯金して一人暮らしの資金として貯めておく必要があります。
お金がなくても一人暮らししたいのであれば全寮制の学校に行く、寮完備の仕事に就く、住み込みで働くなど家族と離れて暮らす方法はあります。
なるべく家にいない
家族が嫌いであれば、食事はなるべく家では食べない、食べるとしても短時間で済ませる、日中は外へ出かけ、門限があるならギリギリまで帰らないなど、なるべく家にいなければ家族との関わりを減らせます。
家にいればどうしても家族のことが頭に浮かびますが、外に出ることで家族のことを考える時間が減るメリットもあります。
同じ空間にいない
例えばリビングは家族の集まる場所なので、リビングではなくなるべく自分の部屋にいる、家族のいない部屋で過ごすというように、同じ空間にいないことで家族とかかわるストレスを減らせます。
別の部屋にいるときは音楽を聴く、読書、ゲームなど集中できることをすると家族の存在が気にならなくなります。
反面教師にする
自分の親やパートナーが尊敬できないなど、家族に嫌いな面があるときはそれを反面教師にして、自分はそうならないように心がけることが大切です。
家族や夫婦は、一緒に暮らしていると似たような考え方や価値観になっていきます。意識していないと、良い面も悪い面も似てくるようになります。
ですから、相手の悪い面を見たときは自分はこうならないようにしようと思う気持ちが、自分を将来的に成長させる考え方となります。
家族が嫌いでも良い
家族といえどお互い一人の人間ですから、気が合わない、価値観の違いから喧嘩することもあります。「家族=仲が良い」というのは、現実には全ての家族に当てはまるものではありません。
ですから、自分が家族と仲が悪いから親不孝だとか、家庭環境が悪いと嘆く必要はありません。家族の形は人それぞれですから、余所の家族と自分の家族を比べるものでもありません。
良いも悪いもなく、そういう家だったという風に客観的な視点を持ち、環境が悪いならそれを反面教師にして、自分の将来のビジョンを描くときの参考にすることが自分の将来を幸福にする考え方になります。