仕事ができる人の特徴は人によって意見が様々別れますが、大体は共通している特徴がいくつかあります。

仕事ができる人の特徴を知ることで、仕事ができない人との違いや、自分ができていないことを改めて意識することができます。

そこで今回は、仕事ができる人に共通する特徴や性格について詳しくご紹介します。

仕事ができる人の特徴・条件

返事が早い


仕事ができる人は電話やメールの応対が早い特徴があります。連絡をするとすぐに返事が来たり、遅くても2~3日以内には返事が来るなど、とにかく対応が早いところがあります。

連絡の早い人と遅い人では、連絡が早い人の方が仕事ができる、信頼されやすい印象を持たれやすくなります。

決断が早い

仕事ができる人は物事の決断も早く、「仕事をやるならやる、やらないなら休む」というようにきっぱり決断します。また仕事をやるなら「午前中にはこれをして、午後からはこれをする」というように、やると決めたら段取りも早いです。

決断が遅いとその分を悩む時間に費やすことになり、結果的に決断が早い人より仕事が送れることになります。

同時に複数の仕事を進める


仕事のできる人ほど複数の仕事を抱える機会が増えるため、それだけ時間の調整が必要になります。複数の仕事を抱えている場合は1日に1つの仕事だけを行うのでなく、「○時からはAの仕事、○時からはBの仕事」というように、1日の時間を調整しながら複数の仕事を行っています。

作家、漫画家などの職業を例に挙げると、人気作家は数十本の連載作品を抱えている場合、複数の作品を同時進行で書き進める場合があります。
職種によっては同時進行で仕事をすることが普段からの習慣になっているからこそ、自然と複数の仕事ができるようになっていくと考えられます。

情報収集力がある

仕事ができる人は常に政治、経済、自分の職場に関することなど、自分に必要な情報の収集を欠かしません。自分から積極的に情報を集めもしますが、普段から周囲の物事にアンテナを張っているため、自然と情報が耳に入りやすい面を持っています。

現在は情報社会といわれるほど様々な情報が出回っていますが、仕事のできる人は今の自分にとって必要な情報と、必要のない情報を見極める判断力も持っています。

身の周りが整っている


仕事ができる人は机や作業場が整頓されています。また作業中も机の上を綺麗に使います。

仕事ができる人は身だしなみも整えています。髪がボサボサ、ネクタイや襟が曲がっているなどだらしなさを感じさせる身だしなみは信頼感を下げることにつながるので、仕事ができる人はいつもきちんとした格好をしています。

笑顔・挨拶ができる

仕事ができる人は、人と接するときに笑顔や挨拶ができます。怖い顔をしていると周囲の人に距離を取られてしまい、新しい仕事を依頼されるチャンスを失ってしまいます。

また、挨拶はビジネスマンにとって自分の名刺を配るのと同じようなものです。日頃から挨拶を心がけていれば、それだけ自然と人から顔を覚えられ、周囲の人に良い印象を持たれるようになります。

人の誘いを断らない


仕事ができる人は飲み会や遊びに誘われたときも大体参加します。それは、職場以外の人付き合いも仕事の上では大切だと考えているからです。

仮に自分が誰かを飲み会に誘って、いつ誘ってもほとんど参加してくれない人と、大体参加してくれる人がいたら、多くの人は後者の人の方に好感を持つと思います。

仕事のできる人はそうした人間心理を理解しており、職場以外のお誘いは職場の人と信頼関係を築くチャンスと捉えているので、積極的に参加しようとします。

気遣い・お礼ができる

仕事ができる人は何かしてもらったら必ず相手にお礼を伝えます。仕事ができても人にお礼や気遣いができない人は、次第に周囲の人に軽蔑されるようになります。

仕事はではお互いに助け合う機会もあるからこそ、仕事のできる人は周囲とのコミュニケーションも大切にするよう心がけています。

質問する


仕事ができる人ほど、分からないことがあったらその度に質問します。「こんなこと聞いていいのかな」、「くだらない質問かもしれない」と悩む時間があるなら、どんなことでも聞いてしまった方が早く解決します。

仕事がよく分からないまま進めるとミスにつながったり、分からないことを自分で調べるのは効率が悪いので、分からないことはすぐに質問した方が良いです。

また、質問の仕方は「○○とおっしゃいましたが、これは○○という意味でしょうか?」というように、相手の言ったことに対して自分の考えを混ぜて質問すると、相手に質問の内容が分かりやすく伝わります。

積極的に仕事を取りに行く

仕事ができる人は、仕事が来るのを待つのではなく、自分から仕事を取りに行きます。

会社に所属していれば自然と上司から仕事を任される場合もあると思いますが、仕事ができる人は「この間頼まれた仕事が○日で終わる予定ですが、その次にやる仕事の内容が決まっていたら、予定を組みたいので教えてください」というように、自分から次の仕事についてどんどん質問していきます。

自分から仕事に取り組もうとする姿勢は、周囲の人達から見ても積極的で好印象に映ります。そのため、周囲からも仕事を真面目に頑張る人、仕事のできる人として見られるようになっていきます。

仕事ができる人の性格・考え方

論理的に考える


仕事ができる人は、論理的な姿勢で仕事に取り組んでいます。接客など直接顧客と相対する職種の場合は感情も必要ですが、接客業であっても、仕事の処理の仕方は論理的に考えています。

論理的であるのは、仕事に感情を差し挟むと余計なトラブルを招くおそれがあるためです。そのため仕事ができる人は感情論だけで判断せず、仕事をスムーズに進めることを重視して仕事を進めていきます。

結論を先に話す

仕事ができる人は話をするときに結局何が言いたいのか、結論をまず先に話します。日本語は言いたいことを一番最後に話す特徴がありますが、これはビジネス面では論理的な話し方ではないと考えられています。

ビジネス面での話し方は、まず結論を先に述べ、その結論の理由を後に話すのが相手に理解されやすい話し方になります。

計画的である


仕事ができる人は思いつきで行動せず、何事も計画的に進めます。計画的に進めようと考えているというより、「まずAを何日までに終わらせる、次はBの仕事を進めていく」と仕事を始める前にやることの優先順位を判断できるので、それが自然とスケジュールになっていきます。

行動的である

仕事ができる人は仕事をするときは仕事に集中し、休むときは休みます。また、仕事ができる人は悩む時間がもったいないと考えているところがあり、悩みながらも立ち止まらず行動し、答えを見つけていきます。

仕事ができる人は、ただ悩んでいるだけでは何も結果を出せないからこそ、答えを探しに行動します。行動的でも仕事のできない人の場合は、人に言われるまま行動し、行動を起こす理由が自分でよく分からないまま動いている人がほとんどです。

社交的である


仕事のできる人は社交的です。社交的とは、社会での人と人のお付き合いに慣れている、自分勝手に行動せずビジネスマナーが定着しているということです。

社交的というと性格が明るいとか、親しみやすい人というイメージを抱くかもしれません。そして、私は人付き合いが苦手、人見知りだから社交的ではないと考えてしまう人がいますが、それは性格の違いであって、人見知りだから社交的ではないということにはなりません。

多くの人前に立つ俳優やお笑い芸人、歌手などの職業をしている人も、実は人見知りの人が多いのです。むしろ人見知りで人目を気にする人の方が周囲の状況をよく見て謙虚に振る舞えるので、芸能界に限らずどんな職業でも成功しやすいです。

色々なことを知っている

仕事ができる人というと、客観的な視点を持ち、論理的に物事を考え、バリバリ成果を出すようなイメージが浮かび、すごい人、怖い人というイメージを持つかもしれません。

しかし、仕事ができる人はそういった人ばかりではなく、話しかけてみると面白い話をしてくれたり、情報通であることから様々なことを知っているので、自分が知らない世界のことを教えてくれる場合もあります。

苦手なことは人に任せる


仕事ができる人は、苦手なことは人に任せます。仕事は早く成果を出すことも評価につながるので、苦手なことを自分でやろうとすると時間がかかります。そのため、お金を払ってでも苦手なことは人に依頼して任せます。

仕事のできる人は、お金は後でいくらでも稼げるが、時間は帰ってこないという考え方をしているので、効率的に仕事を進めることを優先しています。

失敗から学んでいる

仕事で失敗することは誰にでもあります。ただ、その失敗を成長の糧にしようと思うか、ただの失敗として終わらせるかによって、その後の仕事ができる、できない人の差は歴然と変わっていきます。

仕事ができる人は失敗をしたときに、何がいけなかったのか、次からはどうすれば上手く行くかをすぐに考えます。失敗してしまったと気付いたときに反省する方が、失敗の原因が何なのか思い出しやすくなります。後で反省するよりも、すぐに反省できる人が仕事ができる人の考え方です。

仕事ができる人は性格も好印象

仕事ができる人の特徴や性格についてご紹介しました。仕事ができる人には気難しいタイプの人もいますが、本当に仕事ができる人は相手に対しても配慮できるので、人からも好印象を持たれやすい存在です。

今回ご紹介した仕事ができる人の特徴を全て実現するのは難しいと思います。どれか1つでも意識して、少しずつ日々の習慣を変えて行くことからチャレンジしてみてください。