仕事でも勉強でも、やる気がどうしても起こらないときがあります。そのようなとき、ただやる気が起こらないと思ってぼんやりしたりゴロゴロしているだけでは、なかなかやる気は起こりません。

やる気を出すには、自分に合ったやる気を起こす方法を見つける必要があります。そこで、やる気が出やすくなる簡単な方法についていくつかご紹介します。

今すぐやる気を出す方法

手を動かす


仕事、勉強などで何となくやる気が出ないときは、とりあえず手を動かしてみてください。手を動かすと脳が作業モードに入り、やる気スイッチが入ります。

作業する気も起きないときはとりあえず机の前に座る、仕事や勉強に必要な物を机の上に出す、資料や教科書を見るといった準備をし、しばらくそれらを読んでいる内にやる気が出てくるようになります。

家事でやる気が起こらないときも同様にキッチンの前に立つ、食材を用意するといった準備をすることで次第にやる気が出てくるようになります。

制限時間を作る


仕事や勉強が長続きしないときは、30分だけ集中して10分休むというように、自分で集中できそうと思う時間を決めて、こまめに小休止を挟むようにします。

制限時間があると自然とプレッシャーがかかるので、「時間内に終わらせないと!」という気持ちからやる気が出てきます。

仮眠を取る・姿勢を正す


頭がぼんやりして仕事や勉強に身が入らないときは、仮眠を取るのがおすすめです。仮眠は10~15分、休憩時間に取るだけで頭がすっきりします。

仮眠が取れない環境であれば、姿勢を正してみてください。姿勢が悪いと血流が悪くなり、全身がだるくなってやる気が低下します。

特にデスクワークのようにいつも決まった姿勢で仕事をする人は姿勢を正したり、1時間に1回ストレッチをしてリフレッシュするなどの対策も必要です。

ぼんやりしているときにやる気を出す方法

やらなければならないことを書き出す


やらなければならないことは色々あるのに、何となくやる気が出ないというときは、まずやらなければならないことを紙に書き出してみてください。

紙に書き出すことでやらなければならないものが明確に分かります。そして、締め切りが迫っているものから優先的に取り組むことでやらなければならないことを順番化できます。

やりたくない理由を書き出す


どうしてもやる気が出ないときは、やりたくないと思っている理由を書き出してみます。

疲れているのであれば仮眠を取る、面倒くさいのであれば○日までにはやるというように決めておくと、行動を起こす気持ちが出てきます。

音楽を聴く


頭がぼんやりしているときには、音楽を聴くことで脳が刺激を受けてやる気を出すことができます。

やる気が出る曲は人によってそれぞれ違います。そのため自分でやる気が出る曲を見つけておき、集中できなくなったらそれを聴くことでやる気が起こります。

掃除する


掃除をすることで脳が物を整頓することに集中するので、それによってやる気スイッチが入ります。

机の散らかっている部分を整頓する、ゴミを捨てると環境もスッキリするので、さらに仕事や勉強に集中しやすくなるメリットがあります。

運動・ストレッチする


体が硬くなっていると、血流が悪くなって脳に十分な栄養が届かなくなります。運動すると血液循環も良くなり、脳も運動モードに切り替わるので活性化されてやる気が出てきます。

歌を歌う


歌を歌うと声を出す、歌詞を思い出そうとすることで脳が活性化されるので、やる気が出てきます。もしくは手や足でリズムを取ることでも、脳が活性化されます。

ツボ押しする


体がだるくてやる気が起こらないときは、ツボ押しをするのも効果的です。

足三里(あしさんり)はひざ下の外側、骨の出っ張りから指4本分下がったところにあるツボです。親指を足三里に当ててやや強めに2~3分押すことで疲れを取る効果があります。

天柱(てんちゅう)はうなじの生え際、首の太い筋肉の外側にそれぞれあります。2つのツボを親指で頭の中心に向かって押すことで、頭痛や肩こりに効果があります。

やる気を出すには行動する


やる気が出ないと思ってぼんやりしているだけでは、なかなかやる気スイッチは入りません。

やる気が出なくても何となく体を動かすことで、次第に「やってみようかな」という気持ちになってきます。

どうしてもやる気が出ないときは別のことをやる、仮眠を取るなどして、一度脳を別のモードに切り替えることでやる気スイッチが入り、その流れで仕事や勉強に集中することができます。