猜疑心が強いと仕事、恋愛など人間関係が上手くいかないこともあり、苦労に苛まれることもあります。

猜疑心が強くなる原因は過去のトラウマによるものなど様々です。猜疑心が強過ぎる場合は、病気の可能性もあります。

そこで、猜疑心が強くなる人の心理や克服法についてご紹介します。




猜疑心とは?


猜疑心(さいぎしん)とは、人を疑う気持ちのことです。分かりやすく言えば、人間不信ということになります。

猜疑心が強い性格だと人に上手く心を開くことができず、人を信じることも難しくなります。そのため職場や学校、場合によっては家庭でも人間関係で苦労しやすくなります。

猜疑心が強い人の心理

人間関係のトラウマ


過去に人を信じて裏切られた経験がある場合、そこから人を信じられなくなり、猜疑心が強くなることもあります。

また自分が裏切られた訳ではなくても両親、友人、恋人などが身近な人が裏切られたところを知ってしまい、人を信じられなくなる場合もあります。

自分だけを信じている


自分の考えがいつでも正しいと考えるタイプの人は、人から何を言われても疑いを持ちます。

他人の意見に従っても、ろくな結果にはならないと思っているので、人の話を聞くとき姿勢はまず疑いから入ります。

ネガティブ思考


猜疑心が強い人は人の言葉を悪い意味に受け止めやすく、そこから人への疑いが強くなります。

ネガティブな考えに一度はまると、次から次へと人を疑う不安が押し寄せて来るので、ネガティブな考えを持ちやすい人は気持ちを切り替える必要があります。

心配性・思い込みが激しい


心配性な人は不安な気持ちになりやすく、その不安感から周囲の人を疑うようになります。

「~だったらどうしよう」という思い込みの強い面もあるので、次々と疑いの気持ちが生まれてしまいます。

猜疑心が強い人の原因


猜疑心が強い人の原因は、自分に自信があり過ぎるか、自信がないことが原因です。自分への自信が強い人は他人の意見を聞き入れず、人の言うことを疑います。

自分に自信がない人も、自分を信じられないことから、他人を信じることもできません。誰も信じられないことから常に不安感があり、人を疑うようになります。

猜疑心が強いのは病気?


猜疑心が強過ぎる人の場合は、妄想性パーソナリティ障害の可能性があります。

妄想性パーソナリティ障害は、誰かが自分を罠にはめようとしている、利用されることを怖れて個人情報を教えない、パートナーの浮気・不倫をしつこく疑うなど被害妄想が強い症状が表れます。

妄想性パーソナリティ障害を疑う場合は、そのまま統合失調症に進行する可能性もあるので、精神科の受診、治療が必要となります。

猜疑心の強さを克服する方法

猜疑心が強くなった原因を考える


人を疑う気持ちが強いと感じる場合は、なぜ人を疑うようになったのか原因を突き止めることで、猜疑心の強さを克服することができます。

猜疑心が強くなるほどのショックを過去に受けたのであれば、それは衝撃を受けるほどに誰か、または何かを信じていたという心の証拠です。

もう二度とあのような思いはしたくないという気持ちは、本当は誰かを信じたいと思う心の裏返しでもあります。

自分の心の本当の声に気付いた瞬間から、猜疑心の強さは変えていくことができます。

騙されても良いと考える


人に裏切られた経験から猜疑心が強くなった場合は、一層のこと「騙されても良い」という考えで生きる克服法もあります。

人に裏切られた過去がトラウマになり、今でも裏切られるのは嫌だと、人間関係のストレスを我慢するような考え方を一生続けるとして、それは幸せだと思えるでしょうか。

今の自分が怯えているのは過去のトラウマそのものではなく、トラウマから生み出した自分の不安、恐怖感です。

自分が生み出した恐怖心で辛い思いをするなら、結局は今も自分自身に騙されているようなものです。

どうせ自分の考えに騙されて生きるなら、人に騙されても良いという覚悟で人と関わりを持った方が、自分の殻に籠もるよりもずっと、猜疑心を克服する可能性が開けてきます。

猜疑心が強いことでのメリットを考える


自分の猜疑心の強さに嫌気が差しているのであれば、猜疑心が強いことでのメリットを考えてみます。

猜疑心が強ければ詐欺などに騙される被害を減らせる、人の話を鵜呑みにせず、客観的に物事を考えられる、事前にリスクを予想できるなど様々なメリットがあります。

こうしたメリットは、社会で生きる上では多いに役立つ性格です。猜疑心が強いことは悪いことばかりではないと思えると、自分の疑いが強い性格を受け入れられるようになっていきます。

病院を受診する


猜疑心の強さから社会生活や家庭環境にトラブルが起きやすい場合は、病気の可能性もあります。

病気の疑いがある場合は、精神科で心理療法など適切な治療を受ける必要があります。

心理療法では、日常生活で猜疑心の強さから起こるトラブルや、猜疑心が強くなる心の原因に対処する対話、訓練などを行います。

猜疑心の強さは信じる気持の裏返し

人を疑う気持ちが強いほど、それだけのトラウマや原因があったことが考えられますが、疑いの気持ちは本当は人を信じたいという心の裏返しでもあります。

人を信じられない自分を悲観したり嫌いになったりせず、自分にはまだ人を信じたい気持があるんだと気付くことが、猜疑心の強さを克服するために欠かせない気付きです。

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