引きこもりの定義は?


引きこもりとは、どのような状態の人のことを指すのでしょうか。全く外に出ない人を引きこもりというだけでなく、仕事や食事の買い物など、必要最低限の外出しかしない人も引きこもりに当てはまると考えている人もいます。このように引きこもりの定義は人によって認識が曖昧です。そこで引きこもりについて調べてみると、以下のような定義があることが分かりました。

「自宅にひきこもって、社会的参加をしない状態が6カ月以上持続しており、精神障害がその第一の原因と考えにくいもの」と定義される。 パソコン通信や電話で外の人との接触がある人、家事などをして家族と良好な関係を持っている人は該当しない。

つまり引きこもりとは肉体的・精神的な病気や心因性のストレスといったものが特になく家にこもり、家事手伝いをせず、電話やメールで友人とも連絡を取らない状態の人のことを指すようです。この定義で考えると、家にこもっていても自営業や在宅ワーク、趣味やボランティアを通じて社会的にコミュニケーションを取っている人は、引きこもりには当てはまらないようです。




インドアとは?


インドアというと、自宅で読書やゲームをしているイメージをされる方が多いのではないかと思います。しかしインドアには、自宅に限らず屋内で余暇を過ごすことも含まれています。つまり映画館で映画を観る、図書館で本を読むということもインドアの趣味ということになります。またスポーツの中でも屋内でできる卓球やテニス、バスケなどのスポーツはインドアのスポーツということになります。

引きこもりとインドアの違いは?


上記のことから考えると「引きこもり=(仕事、趣味などで)社会的参加をしない人」「インドア=屋内で過ごすことが好きな人」ということになります。つまり、屋内にいても家事手伝いをして、何らかの形で人の役に立つ人はインドア派になり、他人と何の関わりも持たず、家にこもって過ごす人が引きこもりということになります。とはいえ一般的には家事手伝い、在宅ワークなどをしていても家から出ない人は「引きこもり」として認識されやすいです。

引きこもりの定義を考え出すとキリがない


引きこもりの人でも広い庭付きの家に住んでいてガーデニングが趣味だったり、スポーツができる程の敷地がある場合は、一日中外にいる場合もあります。そういった人は引きこもりに当てはまるのか?というと「自宅の敷地から出ていないわけだから引きこもりである」「自宅内であっても外には出ているのだから、引きこもりとは考えられない」という人に大きく分かれます。

定義で考えれば、ガーデニングやスポーツを通じて人とコミュニケーションを取っていればインドアになりますが、全て一人で行っている場合は引きこもりということになります。
このように、どこからどこまでが引きこもりなのかという定義は一応決まっていても、人によって引きこもりと認識する度合いが違うので、どういう状態のことを引きこもりと考えるのかは、人によって様々な考え方があります。




引きこもりは悪いこと?


日本では、メディアが引きこもりについてネガティブなイメージで取り沙汰してきた影響で「引きこもり=甘え、悪いこと」という印象を抱く人が多いです。引きこもりというと無職、ゲームばかりしている、昼夜逆転生活、肥満、不潔などの不健康な印象をイメージするのではないでしょうか。しかし、引きこもりの人の中には規則正しい生活を送っている人もいます。昔は外に出なければお金を稼ぐことはできませんでしたが、今はネットができる環境があればネットビジネスでお金を稼ぐことも可能です。

私は引きこもりを良いこととは思いませんが、自分で生活できるだけの能力を持っているのなら、引きこもりは悪いこととも思いません。むしろ引きこもりを悪いことと考えていると、それが劣等感やストレスに繋がり、更に家にこもりがちになる原因にもなります。

メディアは物事を大袈裟に誇張して報道しているので、全て真に受ける必要はありません。家庭問題の報道を観ていつも思うのですが、彼らは引きこもりについて本当に問題視しているのではなく、単なるネタとして引きこもりについてクローズアップしていることがほとんどです。ネタ稼ぎの情報に流されずに、引きこもりでもきちんと生活できている人は、他人にどうこう言われる筋合いはないという気持ちを持つことの方が大切だと思います。

また今は引きこもりではない人も、会社でのストレスが原因で出社できなくなりそのまま引きこもりになる人や、倒産やクビになりそのまま引きこもりになる人もいます。引きこもりなんて他人事、と思われる方もいるかもしれませんが、引きこもりはふとしたきっかけで、誰にでも起こり得るものです。

引きこもりでもインドアでもどちらでもいい


引きこもりとインドアの違いや認識の曖昧さについて書きましたが、私は自分で生活できる能力があり、自分らしく生きられるのであれば、引きこもりでもインドアでもどちらでもいいと思いますし、それは他人がとやかく問題視するものでもないと考えています。最近は一つの場所に留まることを物事の停滞、好ましくない状況と考える人が多いですが、立ち止まらなければ見えない景色や物の考え方もあるのではないでしょうか。引きこもりとは、まさにそれを体現している状態であると私は考えています。

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