人付き合いが苦手な人の心理は?

現代ではインターネットで様々な人と関わることができますが、面と向かって顔を合わせて会話をしたり、誰かと出かけることに対して抵抗感があったり、SNSの会話も段々と面倒になってきたりと、人付き合いが面倒、苦手な人は多いです。
今回は、人付き合いが苦手な人の心理についてご説明したいと思います。




人付き合いが苦手な理由を探る


人付き合いが苦手といっても、苦手には様々な理由があります。人付き合いをすることに恐怖を感じるから苦手、恥ずかしいから苦手、イライラするから苦手など人付き合いが苦手だと思う理由は人によって様々です。

人付き合いが苦手だと思う人は、なぜ自分が人付き合いが苦手だと思うのかを考えることで、人付き合いが苦手な原因を知ることができます。

人付き合いが怖いから苦手なのはなぜ?


例えば人付き合いに恐怖を感じるから苦手だと思うのであれば、「なぜ恐怖を感じるのか?」、というように恐怖を感じる原因を過去にさかのぼって考え直してみます。

もし過去に人前で何かを失敗してから人付き合いに恐怖を感じた、というのであれば、「なぜ人前で失敗したことで恐怖を感じたのか?」ということを更に考えます。

そうすると「失敗して恥ずかしい思いをしたから」とか「もう人前で失敗だけはしたくない」といった自分の心の声(理由)が返ってきます。このときに気付いて欲しいのは、人付き合いが苦手という人は、実は自分の気持ちにしか考えが向いていないということです。

人前で恥ずかしい思いをして人付き合いが苦手になった人は、「自分が人前で失敗した、恥ずかしい思いをした」という自分の気持ちにいつまでもこだわっているのです。

あなたが人前で何か失敗したときにあなたの周りの人は、失敗したことにそのときは腹を立てたり、笑ったりすることもあるかもしれませんが、時が過ぎれば関心も薄れ、あなたが失敗したことも忘れていくものです。

あなたも他人の失敗をいちいち覚えていることはあまりないと思います。あなたが自分の失敗にしか関心がないように、周りの人も自分の気持ちにしか関心がありません。

また「失敗=悪いこと」ではありません。人間は誰でも色々なことを失敗して成長していきます。「失敗は成功の元」というように、失敗した経験を次に活かすことで、失敗したトラウマを克服することもできます。

人付き合いが苦手だけど寂しいと感じるのはなぜ?


人付き合いが苦手だけど寂しいと感じる理由は、本当のあなたは人付き合いを通して誰かと仲良くなりたい、本当の自分を分かって欲しいと望んでいるからです。人付き合いが苦手なのに寂しい人は、本当は注目されたいという願望を持っている場合があります。

また普段とは違う自分を人前で演じることで人と関わることに苦痛を感じるようになり、自分のネガティブな面も誰かに理解してほしいという思いから寂しさが生まれることもあります。

人付き合いが苦手な人は自意識が強い


人付き合いが苦手という人は、自分が人にどう見られているかという「相手から見た自分」への意識が強い傾向があります。

人にどう見られているかを気にすることは相手の失礼に当たらないよう注意することで大切でもありますが、その気持ちが強い場合は、人にどう思われるかを気にしているよりは、自分のことだけを考えている状態になっています。

「変に思われていないか」「嫌われたくない」という気持ちが強くなると、それは不安や恐怖に変わっていき、自分の気持ちを押さえようと自分の感情を押さえたり、パニック状態になるため、相手のことを考えている余裕がなくなり、人付き合いが何となく面倒に感じたり、苦手に思うようになっていきます。

人付き合いが苦手な人は主観的


人付き合いが苦手な人は、主観的な判断で物事を見る傾向があります。人付き合いが苦手な人は、自分の経験や価値観から「きっと○○は~に違いない」というように、無意識に物事や他人の性格を決めつけるクセを持っている人が多いです。そしてその考えは自分だけではなく、相手もきっとそう思っているというようなイメージを無意識の内に抱いている人もいます。

人付き合いが苦手な人は誰かと話すときも「きっと相手は私のことを~だと思っている」と想像する傾向がありますが、周りの人も自分の気持ちで物事を判断しています。つまり「相手はきっとこう思っている」と想像できたとしても、相手も同じ考えを抱いているとは限らないということです。

人付き合いが苦手な人が考えている「相手から見た自分」「きっと○○は~に違いない」という考えは、実はその人の頭の中で作られたイメージに過ぎません。

ママ友で人付き合いが苦手なのはなぜ?


ママ友で人付き合いが苦手な理由は、学生時代の友人とは違い、夫や子供など家族のプライベートな話題が含まれることが原因だと考えられます。

夫の職業、子供の学校生活、習い事など家族の話題について話すことが好きなママ友もいますが、人付き合いが苦手な人は自分のプライベートなことを話すことが苦手な人が多いです。

またママ友と仲良くなり段々と仲が深まっていくと「毎週月曜日には一緒にランチに行こう」「今気になっている習い事があるんだけど、一緒にやってみない?」というような誘いや決めごとを約束される機会などが増えてきます。

人付き合いが苦手な人は誰かに何かを誘われたり、約束されることが苦手な人も多いため、そういった相手の誘いを苦痛に感じるようになることから、ママ友同士の人付き合いが苦手になる傾向があります。

人付き合いが苦手な人は彼氏・彼女はできる?


人付き合いが苦手な人でも彼氏や彼女はできます。むしろ人付き合いが苦手だと自覚できていることは素晴らしいことです。

世の中には人付き合いが得意とか苦手ということを考えず、人に迷惑をかけても平気でいられるような人も存在します。人付き合いが苦手な人は、自分が誰かと関わることで嫌な思いをさせてしまうのではと考える人もいますが、そのような考えを持つことができる人は心の優しい人です。

ただ、その優しさが今は裏目に出て臆病になっているだけです。臆病な心を断ち切るには、自分は変わるという勇気を持つことも必要になります。自分のために変わることができないのであれば、好きな人やもののために変わると考えてみてください。

人は自分のためよりも、自分の大切な人やものを思って行動するときに強い力を発揮します。人付き合いが苦手な人は彼氏・彼女が欲しい人は勇気を出して気になる異性に話しかけることも大切です。

話しかけることさえ勇気がいる場合は、まずはあいさつをすることが大切です。たとえ親しい間柄でなくても、あいさつをされて嫌な気持ちになる人はいません。

人付き合いが苦手な人は結婚できる?


人付き合いが苦手な人でも結婚はできます。自分は人付き合いが苦手だから結婚なんて無理だろうと決めつけていると、本当に出会いがなくなります。

それは「どうせ結婚できない」と思っているあなたからネガティブな雰囲気を感じて、周りの人が遠ざかっていくからです。
人は前向きに生きる人に惹かれるものですから、今は気になる異性がいない人も、仕事や趣味で何か一つでも良いので一生懸命になることが大切です。

何かに一心に打ち込む姿は、自分では気付かなくとも、必ず誰かが見ているものです。あなたが努力した成果で誰かが幸せになることで、あなたに新しい出会いのきっかけが訪れるようになります。人は誰かを幸せにすることで人から感謝されると、自分に自信が持てるようになり、表情も明るくなります。

人付き合いが苦手なのは病気や障害?


人付き合いが苦手な人は、過去に人と関わることで嫌な思いを経験してきた人が多いです。誰でも人と関わることで嫌な思いをすることはありますが、いじめ・虐待などの肉体的・精神的な暴力を受けた場合はそれが強いショックとなり、心に深い傷を残す場合があります。

その心の傷が長引く場合は、精神的な病気や障害となって現れる場合もあります。人付き合いが苦手な人に考えられる病気・障害についてご説明します。

コミュニケーション障害

コミュニケーション障害は、他人と十分なコミュニケションを取ることができない障害であり、先天的なものは自閉症などの発達障害が原因ですが、多くは心因的なものが関係しています。

コミュニケーション障害の症状
・相手の目を見て会話できない
・相手の表情から感情を読み取ることができない
・自分の話を始めると止めることができない
・人間関係で悩みやすい
・人ごみが嫌い、外出が苦手
・コミュニケーション障害の症状としては、人の気持ちや言葉の裏側にある意味を理解できない、冗談との区別ができない
・場の雰囲気が読めず、ルールを守ることが難しい

などの症状があります。

社交不安障害


社交不安障害は、対人関係が必要な場面で過度な恐怖や不安を感じる病気です。社交不安障害になりやすい人は物事へのこだわりが強かったり、神経質、心配性などの性格の傾向があります。

社交不安障害の人は他人からの評価を気にする傾向が強く、自分の発言や行動によって他の人を不快にさせるのではという不安や恐怖感を持っています。社交不安障害は気の持ちようではなく、脳内の精神を安定させる化学物質のバランスが崩れてうまく機能していない状態の病気です。人付き合いが苦手で引きこもりになったり社会生活に支障が出ているようであれば、心療内科・精神科の受診をすることが必要です。

社交不安障害の症状
・自分の容姿や性格に劣等感を感じている
・人前で自然に笑うことができない
・人前で赤面することに不安や恐怖を感じる
・人前に出ると汗が止まらない
・他人から見られていると緊張し、自然にふるまえなくなる
・誰かと会話した後に、うまく会話できただろうかと考える
・会話の輪にうまく入りこむことができない

などの症状があります。

統合失調症


統合失調症は、現実と妄想の区別がつかなくなる病気です。

統合失調症の症状
・道ですれ違う人が自分のことを話していると思い混んだり、自分の側で離している人が自分のことを話していると思いこむ
・周りの人が自分を嫌っていると思い込む
・周りの人が自分の悪口を言う幻聴が聞こえる
・外出が怖くなる

などの症状があります。

人付き合いが苦手であることを克服する方法は?

相手の話を聞く

人とのコミュニケーションというと自分も何か話さなければならないと思いがちですが、人付き合いが苦手な人はまずは相手の話を聞くことを心がけましょう。相手の話に相槌を打つだけでもコミュニケーションは成立します。

また相手の会話を聞いている内に疑問や思ったことがあれば、それを話すことで自然と相手との会話が生まれるようになります。

正直に話す

人付き合いが苦手な人は、初対面で会話するときに自分が人と会話することが苦手であることを正直に言ってしまうのも対処法の一つです。人付き合いが苦手ということを曝け出すことで、「嫌われたらどうしよう」というような不安感をある程度軽減することができます。

医療機関に相談する

人付き合いが苦手な気持ちがあまりに強く、出勤出来なくなったり、引きこもりになるといった状態が続くようであれば、心療内科・精神科などの医療機関に相談することも必要です。特に人付き合いが苦手なことが原因で社会生活に支障が出るようになった場合は一人で解決するのは困難です。医療機関に相談しましょう。

人付き合いが苦手な人は考え方や環境を変えてみる


人付き合いが苦手な人の心理や対処法についてご説明しました。人付き合いが苦手な人は、なぜ人と一緒にいるのが苦手なのか、過去に苦手になる原因があったのか思い返してみることで、自分が人付き合いが苦手になった原因を知ることができます。

人付き合いが苦手な人は、日頃から集団行動を意識する日本人には特に多いです。人付き合いが苦手という人には、人が嫌いというわけでなく、人に合わせるのが苦手、という人もいます。

自分の今の環境に窮屈感を覚えるようであれば、海外に移住するという手段もあります。人に合わせることが苦手な人は、個人主義の傾向が強いアメリカなどの外国に移住することで過ごしやすくなる場合もあります。

スポンサーリンク