ジャンクフードが健康に良くないことを知っていても、ジャンクフードを食べ始めると止まらないとお悩みではありませんか?体に悪いとは分かっていても、なぜジャンクフードを食べることをやめられないのでしょうか。今回はジャンクフードがやめられない理由についてご紹介したいと思います。




ジャンクフードがやめられない理由は?


私たちが食べ物を口にするとき、「おいしい」と感じるには、2つの要素があります。1つ目の要素は、食べ物の味と香り(辛味、甘み、苦み、しょっぱい)、加えて食感です。

スナック菓子や炭酸飲料などを生産する食品会社は、人が食べ物を口にするときにおいしいと感じる味や食感に莫大な巨費を費やします。食品会社は味覚や食感について詳しい科学者を雇用し、おいしいと感じさせる味覚や食感についての研究をさせています。

2つ目の要素は、食品に含まれるうま味を感じさせる炭水化物、タンパク質や脂肪の割合です。食品会社は何度でも繰り返し食べたいと思わせるような調味料の組み合わせを日々研究しています。

ジャンクフードはやみつきになるように作られている

ジャンクフードを生産する食品会社では、ジャンクフードを食べても満腹感を感じさせないようにしたり、ジャンクフードを繰り返し食べたいと思わせる科学的な手法を食品の中に取り入れています。

唾液分泌反応


ジャンクフードには、唾液を多く分泌させる食品が含まれています。唾液を多く分泌させる食品を、脳はおいしいものと感じる働きがあります。また、唾液を分泌させる食べ物は口の中に広がりやすいので、食べ物のおいしさを感じやすい食品になります。

唾液を多く分泌させる食品には、バター、マヨネーズ、ソース、シロップ、サラダドレッシング、アイスクリーム、チョコレートなどの食品があります。特に入成分が含まれている食品はマイルドに味覚を刺激しながら、唾液を分泌させる働きがあります。

多くの人がバターが含まれたものやソースをかけたものがおいしいと感じる理由は、唾液を多く分泌させる働きがあるためです。

ダイナミック・コントラスト


1つの食べ物に異なる食感を持たせる方法のことです。ダイナミック・コントラストを取り入れている食品といえば、外はカリッとした食感で、中はもっちりとした食感のピザ、固い生地の間に、柔らかいクリームが入ったクッキーなどがあります。

人の脳はこうした複数の食感を感じると、珍しい感触と感じて興味を持つ働きがあります。

とろける食品


口の中でとろける食品は、脳は実際よりも食べている量が少ないと感じています。その結果、もっと欲しいと感じてたくさんの量を食べてしまいます。脳は少ないと感じていても、実際は相当のカロリーを摂取しているので、食べ過ぎで太る原因になります。

味と食感で依存性を出す


人の脳は変化を好むため、同じ食べ物を食べ続けていると、その食べ物に対して興味を失っていきます。しかしジャンクフードは脳が食べ飽きないような味付けや食感で作り出されているため、飽きずにすぐ食べられてしまい、もう一度食べたいと思わせる作り方をしています。

満腹感を感じさせない


ジャンクフードには栄養分も含まれていますが、脳に満腹感を感じさせないように作られています。口や胃の受容体は、食べ物に含まれる栄養分で、どれだけ満腹感を感じるかを脳に伝えます。

ジャンクフードの場合は口や胃の受容体の情報が脳に伝わっても、十分に満腹だと感じさせない作りになっています。そのためジャンクフードはつい食べ過ぎる原因になってしまうのです。

ジャンクフードは満腹感は少なくてもしっかりとカロリーは摂取しているので、肥満の原因にもなります。

おいしいものと思い込ませる


ジャンクフードを食べたときの記憶を、脳は記録しています。何度もジャンクフードを食べ続けると、そのジャンクフードを見ただけでも味や香り、食感を思い出します。

こうしたおいしい食べ物の記憶を思い出すと、唾液を分泌する身体的反応を引き起こします。よく「おいしそうな食べ物を見てよだれを垂らす」というのは、こうした脳の記憶に基づいています。

つまりジャンクフードを生産する食品会社は、脳がジャンクフードに依存と興奮を引き起こさせる食べ物を作ろうと、莫大な資金を費やしているともいえます。

ジャンクフードをやめたいときは?


ジャンクフードの依存を断ち切るには、ジャンクフードを食べる量を減らすことです。食べる量を減らしていけば、ジャンクフードへの依存度も低くなることが分かっています。

現在ジャンクフード漬けの生活を送っている場合は、いきなり全てのジャンクフードを断ち切るとストレスから過食の原因にもなるので、1つずつ食べる種類を減らしたり、食べる量を減らすように心がけてください。段々とジャンクフードを食べなくなると、ジャンクフードが欲しくなくなります。

ジャンクフードを食べない対処法

ジャンクフードを買わない


最も確実なジャンクフードを食べない対処法は、加工食品やパッケージ入りの食べ物を買わないことです。家にジャンクフードを置かないことで、ジャンクフードのことを思い出すこともなくなります。

スーパーで買い物をするときは、お店の外周コーナーに野菜、肉、卵など自然食品が並んでいることが多いです。そのため、スーパーの外周の食品だけを選ぶようにすれば、ジャンクフードの購入を避けることができます。

原材料が多く含まれている食品は買わない


お店で食品を購入するときは、5つ以上の原材料が含まれている食品は買わないようにすると、健康的な食生活が送れるといわれています。

5つ以上の原材料が含まれている食品には、もっと食べたいと思わせる味付けが施されている可能性が高いので、自然な食品を選ぶように心がけてください。

色々な自然食品を食べる


脳は目新しい食品に興味を持ちます。そこで、ジャンクフードを食べたくなったときには、その代わりとなるものを自然食品で作る方法があります。

例えばダイナミック・コントラストの方法を利用して、歯ごたえのある野菜とご飯を一緒に食べるなど、異なる2つの食感を組み合わせることで、おいしさを感じながら健康的な食生活を送れるようになります。

ストレスをためない


ストレスをためると過食に走る人がいますが、これは脳の化学物質が原因です。脳がストレスを感じると、モルヒネ様物質と神経ペプチドYの化学物質を分泌します。これらの化学物質は、脂肪や砂糖が欲しいと思う食物渇望と似たメカニズムを引き起こす働きがあります。

つまり、ストレスを感じると、甘いものやカロリーの高い食品が食べたいと感じるようになり、ジャンクフードが食べたくなる原因につながります。

そこで、ストレスを感じたときは運動する、気を逸らすために絵を描くなど、健康的なストレスの対処法を習慣付けることが大切です。ストレスの対処法には、呼吸法や瞑想などの様々な方法があります。

ジャンクフードを減らして健康的な生活に


ジャンクフードばかり食べ過ぎて栄養のバランスが偏っていると、心臓疾患や高血圧、うつ病などの健康障害につながるともいわれています。

絶対にジャンクフードを食べてはいけない訳ではありませんが、ジャンクフードにはタバコのように依存性があるということを理解した上で、食事というよりはあくまでも娯楽で食べるものという認識を持つことが大切です。

スポンサーリンク