職場、友人、恋人などにせっかちな人がいると、一緒にいる自分まで急かされているような気持ちになったことはありませんか?

せっかちな人は自分のペースに相手を巻き込みやすいことから一緒にいると疲れる、時にはうざいと思われてしまうこともあるようです。

せっかちな人の心理や原因、せっかちな人への対応方法についてご紹介します。




せっかちな人とは?


せっかちな人とは、待つことが苦手で何でも早く終わらせようとする人のことです。先へ先へと急ぐので、後先考えず行動するところがあります。

あまり良い意味で使われる言葉ではなく、「せっかちだから、もう少し落ち着いた方が良い」というように、窘(たしな)めるときに使われやすいです。

せっかちな人の心理

損得勘定で考える


せっかちな人は何かしていないと落ち着かず、じっとしていることができません。何もしないのは時間の損、無駄だと考えているからです。

せっかちな人は良く言えば行動派といえますが、悪く言えばゆっくりした時間を過ごす余裕を持てない性格といえます。

損得勘定な考え方は仕事では有利に働く機会が多いですが、恋愛面では相手からケチな性格だと思われやすく、嫌われやすい傾向があります。

自己中心的


せっかちな人は、人と一緒にいても自分の判断だけで行動しようとします。人の意見を聞く暇があったら、さっさと行動した方が良いと考えているからです。

行動力があるのは良いですが、会社のように組織にいながら独断で判断する人は自己中心的な人です。勝手な行動でミスをしたときは、周囲の人にも迷惑がかかることになります。

せっかちな人は「善は急げ」という考え方が強く、立ち止まって冷静に考えることができないので、後になって後悔しやすい特徴があります。

恋愛面でもパートナーの気持ちを無視して勝手な行動ばかりしていると、相手は信頼されていないと思うようになり、突然別れを切り出されてしまうケースも存在します。

人に合わせられない


せっかちな人は自己中心的なので、人に合わせることが苦手です。誰かといても一緒に歩かずどんどん先に歩いて行く、食事も自分だけ早く済ませるなど、人と一緒に過ごす、楽しむということができません。

相手のことが嫌いという訳ではなく、ゆっくり過ごすのは無駄だと考えているので、せっかちな行動を取ります。

しかし、それは「自分の考え方が大事」と無言で相手に伝えているようなもので、相手を無視している状態です。

その雰囲気を相手も感じ取るので、せっかちな人といると「自分勝手な人だな」と居心地の悪い感じを覚えるようになります。

心配性


せっかちな人は損得勘定が得意なので、物事の先読みができます。「~だったらどうするか」とリスクを予想でき、そのリスクを解消するために行動を起こすことができます。

ただ、落ち着いてリスクに対処できれば良いのですが、せっかちな人は冷静に行動するのが苦手で、あせって失敗を引き起こしやすい面を持っています。

順序立てて考えるのが苦手


せっかちな人は1つ1つの工程をクリアして進めていく、コツコツした作業が苦手です。結果重視の考え方、何事も早ければ早いほど良いと考えているので、細かいことを考えるのは無駄、面倒くさいと考えています。

順序立てて話すことも苦手で、とにかくこれをしたい、ああしたいと自分がしたいことを先に話し、それを叶えるためにどうすれば良いのかを具体的に考えるのは苦手です。

整理整頓できない


せっかちな人は、仕事机など普段使う場所が整理されていない傾向があります。それは、思いついたことをすぐにやらないと気が済まない性格だからです。

仕事机のように普段使う場所はその人の性格を表しています。整理整頓されていないということは、その人の考えも整理されていないということです。

物事を順序立てて進められる人は必要なものを使ったらしまうという習慣が身についていますが、それができないせっかちな人は思ったことを次々に始めてしまうので、普段使う場所が汚くなっていきます。

せっかちな人の原因

親のしつけ


せっかちになる原因の1つには、親のしつけも関係しています。「早く~しなさい」というように子どもの頃から急かされる言葉を言われ続けると、「何でも早くやらないといけない」「早いのは良いこと、遅いのは悪いこと」という観念を持つようになります。

こうした観念を持ったまま大人になると、仕事でもプライベートでも、何でも早く終わらせた方が良いという考え方になり、常に何かに追われているような、せっかちな行動を取るようになります。

完璧主義


完璧主義になる原因も親のしつけが厳しかったか、几帳面、真面目など元々完璧主義になるような素質を持っているなどの原因があります。

完璧主義でせっかちな人は、心配性の傾向があります。常にミスや見落としはないか心配し、自分でミスをしたことが分かると落ち込むかイライラしたり、人のミスを許すのも苦手です。

完璧主義な人がミスを許せないのは、「ミスは良くないこと」という観念や恐怖心があるからです。過去にミスをしてひどく叱られた、恥をかいたなど完璧主義になる何らかのきっかけがあったと考えられます。

現状に不満がある


今の自分に不満があると、「自分の人生はこんなものではない」と否定するようになり、今の状況を変えるためにあせって行動し、せっかちになる人もいます。

自分の生活、人生を否定し始めると常に何かに追われているような気持ちになり、ストレスを抱えるようになります。自分の状況を早く変えたいという気持ちから冷静な判断もできなくなり、ミスを起こしやすくなります。

難しいことですが、不安や不満を抱えているときこそ、せっかちな人は自分で自分を落ち着かせる必要があります。

せっかちな人への対応方法

気持ちを落ち着かせる

心配性でせっかちな人がイライラしているときは、「あせって行動しても、かえってミスを引き起こしやすくなる」と伝えてみましょう。

一緒にいて急かされるような気持ちになるときは「リラックスするために、ゆっくりした時間を過ごすのも必要」、「あまりせっかちだとストレスが溜まっていく」というように、せっかちであることのデメリットを伝えれば、自分の態度について改めて考え直す人もいます。

また、何をそんなに急いでいるのか理由を尋ねてみると、理由を話しているうちに本人も自分の状況を判断できるので、イライラする気持ちが落ち着きやすくなります。

イライラするのが無駄だと伝える


損得勘定な考え方をするせっかちな人は、自分が損をしたと思うとイライラし始めます。せっかちな人は自分の気持ちを隠すのも苦手なので、場合によっては人に八つ当たりすることもあります。

そんなときは、「イライラするのが一番の無駄だ」と伝えてみましょう。

「イライラしている暇があるなら、損した分を取り戻す行動を起こせば良い」「イライラすれば自分も周りもストレスが溜まるし、誰にも良いことはない(皆が損をする)」と言えば、自分が無駄な行動をしていることに気付き、イライラした態度を抑えるようになります。

理由を聞く


恋人や友人にせっかちな人がいるときは、「何でいつもそんなに急いでいるの?」と聞いてみると、せっかちになった原因が分かることもあります。

最初は本人も分からないことが多いですが、「家族も皆せっかちなの?」「仕事が忙しい?」というように相手のことを聞いてみると、「そういえば、子どもの頃はいつも親に急かされていた」「忙しく働いていたときのクセが残っているのかもしれない」というように、本人もせっかちになった原因を思い出せる場合があります。

何らかのきっかけがあってせっかちになった人は、せっかちになった原因を思い出すことで「今はあせらなくてもいい」と自分の状況が分かるようになり、せっかちな行動が収まることがあります。

せっかちな態度はデメリットが多い

せっかちな態度は後先を考えない行動なので、あまり良い態度とはいえません。せっかちな人は考えなしに行動する人として、仕事では信頼されにくい、恋愛では自己中心的と思われやすい面を持っています。

せっかちな態度を直すのは難しいですが、自覚がない人も周りからせっかちだと言われたり、せっかちになった原因に気付くことで態度を考え直すきっかけにつながり、せっかちな態度が改善されることがあります。

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